

このような質問を受けることが多くあります。
私自身、福祉の仕事を始める前は違いが全く分かりませんでした。
ソーシャルワーカーでは福祉業界で働く人たちであり、社会福祉士は福祉の国家資格のひとつです。
ソーシャルワーカーは何か資格がないと働けない訳ではなく、無資格でも問題なく働けます。
紹介しています。
社会福祉士は相談業務(ソーシャルワーク)に関する資格でソーシャルワーカーとの相性は良い資格です。
記事の最後には費用を抑えお得に社会福祉士を取得できる方法も紹介しています。 ぜひ最後までご覧ください。
この記事の筆者について

新卒でメーカー営業を1年半務めるも挫折、紆余曲折あり福祉施設に8年勤めました。その間社会福祉士を働きながら取得しています。
その後、30代で地方公務員に資格枠(社会福祉士)で採用され、後に精神保健福祉士の資格も取得しています。
現在はWEBライターをしています。
実体験を交えながら有益な情報を伝えていきます。
【結論】社会福祉士=資格 ソーシャルワーカー=職業と覚えよう
- 社会福祉士=資格・ソーシャルワーカー=職業と覚えよう
- 無資格でもソーシャルワーカーとして働くことができ「社会福祉士がないから働けない」という訳ではない
- ソーシャルワーカーとは生活する上で困ったり、不安を抱えている人の相談にのり解決に導いてくれる人のこと
- ソーシャルワーカーとして働く上で社会福祉士との相性は良い
- 雇用保険が一定年数以上あれば「専門実践教育訓練給付金」を活用して社会福祉士にかかる費用を抑えられる
具体的に紹介していきます

社会福祉士とソーシャルワーカーの違いについて

- 社会福祉士は福祉の国家資格
- ソーシャルワーカーは福祉業界の職業のひとつ
と覚えてもらえれば問題ありません。
ソーシャルワーカーはよく「CW」と省略されます。この記事でも以下CWとさせていただきます。
CWは職業の医師や弁護士のように資格がなければ働くことが出来ない仕事ではありません。
無資格でも働くことが出来ます。
よく勘違いされるのは「社会福祉士がないとCWの仕事は出来ない」と思われてる方が多いこと。
実際にはそのようなことはなく、社会福祉士などの資格を持っていない方もCWとして活躍されている方は多くいます。

続いてソーシャルワーカー(CW)の仕事内容について紹介します。
ソーシャルワーカーを分かりやすく解説
CWは福祉で働く職業のことで、一言でいうと『生活する上で困ったり、不安を抱えている人の相談にのり解決に導いてくれる人のこと』です。
いくつか具体例を紹介します。
- 子供が学校に行かなくなった(不登校になった)、どうすればいいか相談したい
- 親が高齢になりどのようなサービスがあるか相談したい
- 長期入院していたが退院することになった。退院先や金銭面のことを相談したい
このような場合、どこに相談すればいいか分かりますか?
福祉に関して困っていることがある時は、各機関に在籍しているCWに困っていること、不安なことを相談することが出来ます。
サービスを熟知したプロが相談内容を聞き、適切な支援を受けることができます。

ソーシャルワーカー(CW)が活躍する場所
CWが活躍している場所は様々です。
- 学校の様々な問題を解決するCWはSSW(スクールソーシャルワーカー)と呼ばれ学校に在籍しています。
- 高齢者の様々なサービスの相談は各自治体(市役所・町役場・村役場など)のCWがいるので、相談することができます。
- 病院にもCWが在籍しているところが多くなっています。医療ソーシャルワーカー(MSW)と呼ばれ、退院に関する様々な調整や連絡など幅広く活躍しています。
その他にも勤め先は多くあり、詳しくは別記事で紹介しています。興味のある方はご覧ください。
社会福祉士について
社会福祉士とは福祉の国家資格のひとつで『相談・調整・援助のプロ』として活躍できる資格です。
注意点として何度か紹介しましたが一部を除いて「社会福祉士の資格がないとCWの仕事に就けない」という訳ではありません。
「名称独占」という資格で「試験に合格し、登録できたら社会福祉士を名乗っていいよ」という資格です。
- 専門職として知識を深めたい
- キャリアアップしたい
- 転職に有利になる
などの理由で社会福祉士や比較的似た資格の精神保健福祉士を目指す方が多いです。
社会福祉士については別記事で詳しく説明しているので興味のある方はそちらをご覧ください。
まとめ

社会福祉士とCWの違いは勘違いしやすい部分だと思います。
社会福祉士を持っていないCWの方でも活躍されている方は多く優秀な方も数多くいます。
社会福祉士の資格に興味がある方はまず無資格でもCWとして働くことができる求人を探してみてもいいかもしれません。
また、雇用保険が一定年数以上あれば「専門実践教育訓練給付金」という制度を使い社会福祉士にかかる費用が最大70%返ってくる制度もあります。下記にリンクを貼りますので良ければ参考にしてください。
一人でも多くCWとして活躍する人が増え、社会福祉士の仲間が増えることを願っています。
- 社会福祉士=資格・ソーシャルワーカー=職業と覚えよう
- ソーシャルワーカーとして働く上で社会福祉士との相性は良い
- 無資格でもソーシャルワーカーとして働くことができ「社会福祉士がないから働けない」という訳ではない
- ソーシャルワーカーとは生活する上で困ったり、不安を抱えている人の相談にのり解決に導いてくれる人のこと
- 雇用保険が一定年数以上あれば「専門実践教育訓練給付金」を活用して社会福祉士にかかる費用を抑えられる
以上です。自分に優しい選択を。
ソーシャルワーカーは社会福祉士の資格がないと働けないの?