
私は社会人で働きながら一般養成学校に行き、一度の試験でなんとか合格することができました。
『難しい試験ではない』と言うと
「いや、お前合格したから言ってるだけだろ」と思われるかもしれません。
私も受験前はそう考えてました。
- 働きながらだから時間ないし・・・
- 試験範囲広すぎ!しかも0点の科目あったらダメなんて無理でしょ・・・
- 試験は毎年ある。最悪来年受ければいいし・・・
- そもそもそんなになりたいわけではないし・・・
こんな風に日々思ってました。
皆さんも心当たりありませんか?
この記事ではそれでも合格することができた私が試験を控えている皆さんに少しでも良い方向にいくようにアドバイスしたく、まとめました。
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この記事の筆者について

この記事は3分程で読めるようまとめています。最後までお付き合いいただけると嬉しいです。
【こんな方へ】社会福祉士国家試験は難しいのではないかと感じてる人

- 社会福祉士の資格はなかなか受からないって聞くけど実際はどうなの?
- 一年に一度の試験。どうやったら合格に近づくんだろう?
【結論】合格率の数字に恐れず、自分が楽になるために今日から対策を始めよう
- 作戦を立てるにはまずは相手の情報から!社会福祉士試験の傾向を掴もう
- 他の福祉資格との比較を紹介、社会福祉士の価値を知ろう
- 負のループに陥らないよう。数字に恐れず「必ず合格する」と心に決めよう
具体的に説明していきます
①作戦を立てるにはまずは相手の情報から!社会福祉士試験の傾向を掴もう

合格率は約30%
これまでの試験結果(厚生労働省データ)
区 分 第28回 第29回 第30回 第31回 第32回 受験者数(人) 44,764 45,849 43,937 41,639 39,629 合格者数(人) 11,735 11,828 13,288 12,456 11,612 合格率(%) 26.2 25.8 30.2 29.9 29.3
合格率の推移です。第29回の25.8%が一番低く第30回の30.2%の間の合格率になっています。
150点中100点取れば安全圏
第28回 第29回 第30回 第31回 第32回 合格基準点 88点 86点 99点 89点 88点
社会福祉士の試験は合格基準点が毎年変わります。
「〇〇点とれば絶対合格!」というのが分からないのが余計受験者を悩ませる。
最近の傾向でいくと86~99点の間を推移しています。第30回の99点は少し特別感がありますが。
試験は100点以上取れば安全圏内と言われています。100点を目指し勉強対策を立てましょう。
合格者は出身学校にほとんど差はない
特に福祉系大学を出ていない方に知ってもらいたい情報。
区 分 福祉系大学等
卒業者養成施設
卒業者計 備 考 人数(人) 6,586
(7,232)5,026
(5,224)11,612
(12,456)( )内は第31回の試験結果 割合(%) 56.7
(58.1)43.3
(41.9)100.0
(100.0)
福祉大学を出ていない場合、養成施設を卒業して試験を受けることになります。社会人である私もそうでした。
このデータで分かるのが「合格に出身学校はほとんど影響していない」ということです。
福祉系大学の方は専門で勉強しているだけあり、やや高めです。
しかし、養成学校が特段低いという訳ではありません。安心してください!
②他の福祉資格との比較を紹介、社会福祉士の価値を知ろう


他の代表的な資格の合格率や特徴などを紹介します。
直近の合格率 | 特徴 | |
社会福祉士 | 29.3% | ・150点満点 ・18科目群全てで最低1点は取らなければならない ・精神保健福祉士と共通科目がある ・精神保健福祉士を持っている場合共通科目免除 |
介護福祉士 | 69.9% | ・125点満点 ・上位60%が合格基準 ・11科目群全てで最低1点は取らなければならない |
精神保健福祉士 | 62.1% | ・163点満点 ・16科目群全てで最低1点は取らなければならない ・社会福祉士と共通科目がある(社会福祉士の資格があれば免除) ・社会福祉士の資格を持っている共通科目免除 |
ケアマネージャー | 18.5% | ・国家資格ではなく公的資格 ・受験申し込み受付期間は都道府県ごとに異なる ・計60点満点 。7割の正解が合格基準 |
主に合格率を比べてみました。
ケアマネージャーの合格率が一番低く、次に社会福祉士が続きます。
「○○の方が難しいから偉い・凄い」ということはないので注意してください(いちよう)
大切なのは【自分がどういう仕事をしたいか】が大切です
③負のループに陥らないよう。数字に恐れず「必ず合格する」と心に決めよう

毎年とりあえず受ける「負のループ」に陥らないように注意しよう
私が勤めている福祉施設にいた方の例で紹介します。
- 福祉学校を出て社会福祉士の受験資格を持っている。
- 毎年社会福祉士の試験を対策せずに受けている(5回以上)
- 受けていればいつか受かると考えている。
もったいないなと思いませんか。
これではお金も時間ももったいないです。時間が過ぎてしまうほど勉強したことは忘れてしまいます。
また、試験内容は変わっていきます。やはり受けたからにはその時に合格するが最強です。
合格率は気にしない「100点取ればよし」
合格率を上で紹介しました。前回の合格率は29.3%でした。
これはあくまで結果です。
受験者が気にしてほしいのが「100点取れば合格できる」ということ。
100%ではありません。もしかしたら試験問題がとても簡単で合格基準点が100点超えるかもしれません。
しかし、それを気にしてもほぼ意味はないです。
とにかく100点を目指しましょう!
勉強嫌いこそ一発合格を目指してほしい
何年も同じ勉強を続けるのはキツイです。モチベーションも保てません。
スクーリングの講師の方が「勉強嫌いこそ一回で合格してほしい」と言っており、印象に残っています。
次の試験は2021年2月7日です。
初めて受験される方は「もう一年はしんどいからこそ一発で合格しよう」って思って欲しいです。
既に落ちた経験がある方「落ちても次がある」という考えは捨て「次で合格し試験勉強はこれで終わらせて楽になろう」と考えて欲しいです。
みなさん、決して時間があるわけではないと思います。
- 日々の学校
- 日々の仕事(残業や不規則勤務の方)
- 毎日の子育て
- 自己研鑽やリラックスしたい時間
- 仕事やプライベートの付き合い
もっとあると思います。本当に日々、大変だと思います。
だからこそ次の試験で合格してほしいです。
まとめ

具体的に「勉強はこうして対策しよう」という内容ではなく申し訳ありません。
今回はその前段階の話しをさせていただきました。せっかくここまで見ていただいた方には合格してほしいです。
陰ながらですが応援しています。
- 毎年1万人以上が社会福祉士に合格している
- 合格率は気にせず100点を目指そう
- 自分が楽になるために、今日から試験対策を始めよう
ご意見ご感想があればコメントまたはお問い合わせください。
新卒でメーカー営業を2年するも挫折、紆余曲折あり福祉施設に8年勤めました。その間社会福祉士を働きながら取得しています。
その後、30代で地方公務員に資格枠(社会福祉士)で採用され今日に至ります。後に精神保健福祉士の資格も取得しています。
実体験を交えながら有益な情報を伝えていきます。