
前回の「社会福祉士公務員経験者枠の試験内容②面接編」が少しだけ好評のようでしたのでもう少し掘り下げて紹介したいと思います。
社会福祉士 公務員経験者枠の試験内容② 面接編
https://michi-network.blog/2020/08/01/koumuin-shikentaisaku-mensetu/
推測するに圧迫面接の部分が皆さん興味があったのかなと。
個人的に圧迫面接は何の意味があるのか分かりません。
圧迫面接をする理由のひとつに「高圧的な態度に冷静に対処できるか」など聞く時があります。
実際、公務員になって地域の方が感情的に大声を出す場面はけっこうな頻度であります。しかし、そういった時は一人で対応するのではなく上司を含め複数人で対応するなどの対応がセオリーです。
受験者ひとりに対し、複数人の面接官がいることが多い面接。面接官の一人が高圧的な態度で話しかけ、残りの面接官は静観。想像するだけで辛いですね。
もし、過去の自分に言えるなら、そんな気持ちでこの記事を作りました。
圧迫面接がいつきてもいいよう、この記事が少しでも参考になれば幸いです。
コンテンツ
この記事の筆者について
新卒でメーカー営業を2年するも挫折、紆余曲折あり福祉施設に8年勤めました。働きながら社会福祉士を取得。
その後、30代で地方公務員に資格枠(社会福祉士)で採用され今日に至ります。後に精神保健福祉士の資格も取得しました。
実体験を交えながら有益な情報を伝えていきます。
こんな方に読んでほしい

・実際の圧迫面接ってどんな質問されるの
・メンタル弱いんだけど・・・圧迫面接にあったらどうしよう
・対処方法があれば知りたい
この記事の内容
・実際にあった圧迫面接で受けた質問を紹介
・メンタルが弱くても大丈夫!弱いからこそできる限り準備ができる
・圧迫面接は相手の矛盾や穴を見つけてくる。冷静に切り返せる術を学ぼう
※途中退室も視野にいれよう。
詳しく見ていきましょう
・実際にあった圧迫面接の雰囲気や受けた質問を紹介
ケース①「今のところに感謝しているなら辞めないで続ければいいじゃん」
某市の面接を受けたときでした。志望動機の時に私が「今の法人にはとても感謝しています。しかし、社会福祉士をより活かし、貢献できる場所が○○市を考え今回志望しました」と言った後の返しでした。この発言で『あっ・・・圧迫だ・・・』と悟った瞬間でもありました。
これまで圧迫面接を受けたことがなく、圧迫は意味都市伝説だと思っていたのでとても動揺したのを覚えています。心の準備をしていなかった私はその後ボロボロでした。自分でも何を言ってるのか分からなくなっていました。初めて圧迫を受けた瞬間でした。
反省点
まず準備不足でした。志望動機を伝えた後、面接官からどんな返し(質問)が来るかまで想定して内容を考える必要がありました。志望動機の言い方次第では答えやすい質問に持っていくこともできたかもしれません。準備不足が分かってしまった瞬間でした。
ケース②「そんなことも覚えてないの?」
ケース①と同じ面接での質問でした。面接は30代の時に受けたわけですが、話は新卒就職の時の話題になっていました。(心の動揺は継続中笑)
私は新卒で公務員試験を1度受けていました。その時、落ちてしまった市の名前を「確か〇〇市だったと思います」と答えました。
その時に「そんなことも覚えてないの?」と返されました。その後「申し訳ありません。〇〇市で間違いありません」と返しましたが「なら最初からそう言え、自分のことも曖昧なのか」と。
反省点
自分の過去のことを「〇〇と思います」というのは圧迫面接においてNGなんだなと思いました。自分のことも覚えてないのかってことですね。
しっかりこれまでの経歴をおさらいしておく必要があったなと。これも自分の振り返りの準備不足を痛感しました。
ケース③「そんなんじゃ公務員務まらないよ」
この発言があった面接は私がまだ施設に勤めている時び秋頃のことだったと思います。
今回採用されなかったらどうするのかという質問に対し「4月からは退職を決めており、公務員に向け対策を進めていく予定です。」と答えました。
そしてこの返答を受けました。
私はそれぐらい真剣に目指していることを伝えたかったですが裏目にでたかたちです。計画性のない人は公務員は務まらないよってことですね。
その後も「公務員は年齢制限もあるので、背水の陣のつもりで頑張っていきたいと思い決断しました」と答えましたが「ふーん」って言われて終わりました。
反省点
今思うとこれは言わなくても良かったかなと。「今後も仕事をしつつ公務員を目指す予定です」でも良かったと思います。
しかし、結局「それぐらいの気持ちなら公務員にならない方がいいよ」って言われてたと思います。要は何言ってもデガティブな反応をされたんだろうなと。
そんな時は自分がより答えやすい方向に面接官を誘導できれば良かったなと感じました。
・メンタルが弱くても大丈夫!弱いからこそできる限り準備ができる
ここまで読んでいれば分かると思いますが
私はメンタル激弱です。
一度攻撃的な質問を受けると意気消沈します笑。
なので少しでも不安を解消するため、準備を出来るだけしておく必要があります。「こう言われたら、こう返そう」をひたすら繰り返します。
しかし、「そんなこと言われてもどんな質問が来るかなんて分からないよ!」って人いますよね。そんな時は
家族や友達、(通信・予備校に行っていれば)模擬面接
を利用しましょう。
実際に志望動機などを伝え、どんな質問でもいいので言って欲しいと協力してもらいましょう。自分では気づかない矛盾を見つけてくれます。
「えー・・・恥ずかしいよ・・・」って人いますよね。
大丈夫です、慣れます。
そして何より圧迫面接を乗り越えたくないですか?せっかく筆記試験を通過して得たチャンス、無駄にしないためにもお勧めします。
圧迫面接は相手の矛盾や穴を見つけてくる。冷静に切り返せる術を覚えよう。
結局のところ圧迫面接はこれに尽きます。
なのでこちらの対策は矛盾や穴を見つけ、そこを突かれた場合はこう言おう、を数多く用意しておくことが重要になってきます。
私も実際に圧迫面接を受け、家族や模擬面接を利用し、矛盾や穴を少しづつ埋めていきました。
本番で想定していた質問がくると「ふ・・・計画通り」と心の中で思って答えてました。実際、それぐらい心の余裕が生まれます。
これは圧迫面接でなくとも応用できます。準備しただけ安心を得ることができました。
※途中退室も視野にいれよう。
面接において、面接官も受験者も立場は対等なはずです。しかし、選ぶ者、選ばれる者の間にはどうしてもそうはいかないのが現状ですよね。
人格を否定するような、これまでの人生を否定するような発言は許されないと思います。「どうしても許せないことを言われたら途中で面接やめよう」と心の中で思っておくのも大切です。
面接とはいえ人を傷つける発言をする人と一緒に仕事したいですか?
そしてそれを容認している組織で働きたいですか?
ここで言いたいのは意識の問題で、実際に途中退室する、しないは置いておき、対等な立場であることは忘れずに面接に臨みましょう。
私はこれを意識することで堂々と自分のことが言えるようになりました。
※こんなこと言ってますが実際に途中退室したことはありません(小心者・・・)
④まとめ

「え・・・そんな圧迫面接ってあるの」って思われた方もいるかもしれませんが安心してください。
私はこれまで公務員試験を10か所ほど受けました実際に圧迫面接があったのは2つだけでした。
残りはいわゆる普通の面接でした。
圧迫面接の準備をしておくと普通も面接にも応用が利くことが分かると思います。全体の成功率を上げるためにも自分の発言の矛盾を見つけ、対策していくことをお勧めします。
最後にまとめを。
・実際にあった圧迫面接で受けた質問を紹介
・メンタルが弱くても大丈夫!弱いからこそできる限り準備ができる
・圧迫面接は相手の矛盾や穴を見つけてくる。冷静に切り返せる術を学ぼう
※途中退室も視野にいれよう。
ではまた。
こんな悩みを持っていませんか?