
- 30代、40代、福祉未経験で社会福祉士の仕事に就けるか知りたい
- 30代、40代で福祉資格(社会福祉士など)は既に持っているけど福祉業界で働いたことがない
- 未経験でも転職を成功させる方法を知りたい
今回は30、40代の未経験の方にスポットを当てていきます。
福祉の仕事は幅広く、未経験や30、40代でも仕事はあります。
しかし、社会福祉士の資格を活かすことができる相談業務(ソーシャルワーカー)の仕事となると、すぐに見つけるのは難しい可能性があります。
30、40代の方は様々な理由で福祉(介護)の仕事を選んだと思います。
決してポジティブな理由ばかりではないでしょう。
メーカー営業を1年半で挫折し職を転々をした結果、福祉(介護)の仕事をなんとなく選びました。
その時は社会福祉士を含め福祉資格をひとつも持っておらず、生活介護をする生活支援員として働き始めました。結果的に私に合っており8年間働くことができました。
新しい決断や行動は不安が伴います。この記事で少しでも軽減できれば幸いです。
「社会福祉士の仕事」は一般的に相談業務(ソーシャルワーク)の仕事を指すと仮定し記事をまとめています。
この記事の筆者について

この記事は3分程で読めるようまとめています。最後までお付き合いいただけると嬉しいです。
【こんな方へ】30、40代で福祉未経験・未資格の方 未経験だが社会福祉士などの福祉資格をお持ちの方

- 30代、40代、福祉未経験で社会福祉士の仕事に就けるか知りたい
- 30代、40代で福祉資格(社会福祉士など)は既に持っているけど福祉業界で働いたことがないけど就職できる?
- 未経験でも転職を成功させる方法を知りたい
【結論】福祉の世界でも未経験+年齢が高いと転職が不利なのは事実。リスクを減らすため転職エージェントを活用しよう
- 未経験OK・年齢制限がない求人はある。狙って応募してみよう
- 未経験からの就職は志望動機が重要
- 相談業務(ソーシャルワーク)に拘り過ぎないことも大切
- 分からないことを聞ける相談者がいるとリスクを減らすことができる
- 求人は経験者優遇が多いのが実情。しかし、資格をとった実績は無駄にはならない
- 就職時、資格以上に経験が考慮される。しかし未経験の求人も多くある
- 資格自体が無駄になることはない
- 就職(転職)時、これまでの経験をフルに活用しよう
- 未経験が一人で転職を成功させるのは難しい。転職サイト・エージェントを活用しよう
具体的に紹介していきます
福祉の世界でも未経験+年齢が高い場合は転職が不利になる。しかし、他の業種に比べ福祉は求人倍率が高く入りやすい業界

未経験で年齢制限のない求人はあり、転職のチャンスはあります。
なので諦める必要はありません。
福祉全体の求人倍率は他の倍率に比べ高いです。
世界的にコロナショックの影響を受け、就職事情は冷え込んでいますが、福祉(介護)業界は全産業に比べ約4倍の有効求人倍率を維持しています。
この記事では
- 未経験+福祉資格をまだ取得していない方
- 既に資格を取得しているが未経験の方
の2つのパターンを紹介していきます。
未経験で福祉資格をまだ取得していない方

①未経験からの就職は志望動機が重要

ちゃんと就職できるのかな
未経験で30歳を超えた方が新しい業界に飛び込むには志望動機が重要です。
就職面接は志望動機は必ず問われる質問であるため、事前に考えておく必要があります。
面接の場では、正しい答えが存在するわけではありませんので、志望動機も一人一人で違っているのが当たり前です。
ネガティブな転職理由をそのまま言って、面接でマイナスに評価されては意味がありません。志望動機に決まった内容はありませんが、避けた方が無難な内容はあるので、事前の準備が重要になります。
例えネガティブであっても表現の仕方をちょっと工夫するだけで、相手にいい印象を与えることができます。
更に、今まで自分がしてきたことと関連づけができるなら、そこが狙い目です。
また、どのタイミングでその仕事を知り、どんな風に応募をすることを決めたのかを頭で整理しておき、どうしてこの法人を応募したのか、どの部分に惹かれたかを言えるようにしましょう。

②相談業務(ソーシャルワーク)に拘り過ぎないことも大切

希望した相談業務(ソーシャルワーク)の仕事がスムーズに見つかるに越したことはありません。
しかし、年齢制限や資格を持っていないことからなかなか仕事先が見つからない場合も。
その場合は相談業務に拘り過ぎないことをおすすめします。
福祉の仕事で何が自分に合っているか分からない状態でした。まずは、福祉の現場に飛び込み自分に合った業務を探しました。
相談業務に拘り過ぎない方がいい理由は働きながら自分に合った福祉資格を探せるからです。
福祉資格はいくつかあり、それぞれ特徴があります。
未経験のうちは自分に何の資格が合うか分からない状態のはずです。実際の現場で働きながらステップアップのために資格を目指すのがベターです。

というのが一番悲しいです。まずは福祉の世界に飛び込んでみることも検討してみてください。
また、失業手当をもらっている方など比較的時間に余裕のある方は資格取得を優先した方がいい場合もあります

③分からないことを聞ける相談者がいるとリスクを減らすことができる

一人で転職するのはとにかく不安・・・
「初めて」なことは不安が付きまといます。特に未経験の業界に転職となれば不安は尽きないでしょう。
そこでおすすめしたいのが福祉転職のプロに相談することです。今は転職エージェントというサービスがあり、福祉転職に特化したところもあります。
一人で探すより段違いにメリットがあります。活用することをおすすめします。

【既に資格を取得しているが未経験の方】求人は経験者優遇が多いのが実情。しかし、資格をとった実績は無駄にはならない

転職時、資格以上に経験が考慮される しかし未経験の求人も多くある

未経験でも働くことはできる?
仮にひとつの求人に複数の募集があった場合、高確率で経験者が採用されます。
しかし、これも上で紹介しましたが福祉業界は慢性的に人手が足りていないのが実情。超高齢化社会も追い風になり需要が減ることはないです。

資格自体が無駄になることはない
ここまで「資格が無い方は働きながら自分に合った資格を探そう」ということをお伝えしました。
しかし福祉業界を経験する前に資格をとっていてもそれが無駄になることはありません。理由はいくつかあります。
- 無資格で働いている方も多く、その人より資格面で一歩リードしている
- 社会福祉士の資格は難関の試験。合格できるタイミングでとっておいた方がいい
- 他の資格に興味が出ても後からとれる。また、関係性が強い資格もある
などがあります。
現在福祉の仕事をしていないが資格に向け勉強している方、とれる時にとっておきましょう。損することは決してありません。
例えば、精神保健福祉士と社会福祉士は試験内容が重複している部分があり、後から受ける場合免除となります。とって損な資格はありません。

就職(転職)時、これまでの経験をフルに活用しよう
福祉はどこで働くかにもよりますが、どの場面でどの経験が活きてくるか分かりません。
その時に電話で業者の人と毎日のように話すのが当たり前でした。
福祉の仕事を始めると多くの施設支援員は外部の人との連絡がかなり苦手らしく「電話して欲しい」と頼られる場面が何度もありました。
あくまで一例ですが、どこで過去の経験が活きてくるかは分かりません。

未経験が一人で転職を成功させるのは難しい。転職サイト・エージェントを活用しよう


ここまで30、40代未経験の方も転職のチャンスは十分にあると紹介しました。
しかし、それだけでは十分ではありません。
転職はある意味ギャンブルです。しかも失敗したら経歴に傷がついてしまいます。
- 職場の雰囲気
- 職員のキャリアのことを考慮しているか
- 有給は取りやすいか
- 過度な残業は無いか
働き始めてから自分に合っていない職場だと分かっても遅いです。
しかし、今の世の中にはこの問題を解決してくれるサービスがあります。
転職エージェントはあなたにマッチする仕事を探してくれるだけではなく、働くことになる職場のことも徹底的にリサーチしてくれます。しかも無料です。
転職の失敗を繰り返した私の半生。一番の反省は「一人で転職活動をやってしまった」これに尽きます。
未経験で福祉の世界に飛び込む方は転職エージェントの検討を強くおすすめします。転職リスクを出来る限り下げることができます。
社会福祉士におすすめの転職エージェントはこちらで紹介しています。
まとめ

「未経験」で検索している方が多く今回の記事を作成しました。
何事も新しいことに挑戦することは怖いと思います。この記事をきっかけに少しでも行動する勇気を持ってもらえたら幸いです。
- 福祉の世界でも未経験で年齢が高い場合は転職が不利になる。しかし、他の業種に比べ福祉は求人倍率が高く入りやすい業界
- 未経験で福祉資格をまだ取得していない方は相談業務に拘らず、また一人で転職活動をしないことが大切
- 既に資格をお持ちの方、求人は経験者優遇が多いのが実情。しかし、資格をとった実績は無駄になることはない
- 転職はギャンブル。少しでもリスクを下げるために転職エージェントを活用しよう
以上です。自分に優しい選択を。
新卒でメーカー営業を1年半務めるも挫折、紆余曲折あり福祉施設に8年勤めました。その間社会福祉士を働きながら取得しています。
その後、30代で地方公務員に資格枠(社会福祉士)で採用され今日に至ります。後に精神保健福祉士の資格も取得しています。
実体験を交えながら有益な情報を伝えていきます。