

- 社会福祉士と相性のいい資格って何があるのか知りたい
- 現社会福祉士の資格を持っており、キャリアアップできる資格がないか考えている
仕事に活かす資格をとることで業務の幅が広がるかもしれません。
社会福祉士な福祉資格の中では難関の部類に入ります。
せっかく苦労してとった資格を活かさない手はありません。
そこで本記事では社会福祉士の資格と相性のいい資格を紹介します。
資格をとるということは専門知識を深められるだけでなく、
- 専門知識を深められる
- キャリアアップに繋がる
- 転職に有利になる
など、自分自身の価値を高めることができます。
私自身、社会福祉士の資格を取得した後、精神について強い興味がわき「精神保健福祉士」の試験を受け合格することができました。
うつなどを含む精神疾患が近年増加傾向でより専門の知識が必要になると考えたたらです。
本記事では社会福祉士の資格をより活かせるおすすめダブルライセンスの資格を紹介します。
資格を通しもっと専門知識を深めたい、キャリアアップを検討している方は参考にしていただければ幸いです。
コンテンツ
この記事の筆者について

新卒でメーカー営業を1年半務めるも挫折、紆余曲折あり福祉施設に8年勤めました。その間社会福祉士を働きながら取得しています。
その後、30代で地方公務員に資格枠(社会福祉士)で採用され、後に精神保健福祉士の資格も取得しています。
現在はWEBライターをしています。
実体験を交えながら有益な情報を伝えていきます。
この記事は3分程で読めるようまとめています。最後までお付き合いいただけると嬉しいです。
【結論】おすすめ資格ケアマネージャー・精神保健福祉士を紹介
- おすすめ資格① ケアマネーシャー
高齢者福祉のプロとして専門性と安定感を手に入れることができる
- おすすめ資格② 精神保健福祉士
同じ相談支援資格!社会福祉士と相性はバッチリ
ケアマネージャー・精神保健福祉士の概要・おすすめポイントを解説
ケアマネーシャー が相性がいい理由・概要を分かりやすく紹介


- ケアマネージャーってどんな資格?
- 社会福祉士と相性がいい理由を教えてほしい
①ケアマネージャーとは
- 高齢者の要介護者のケアプランを作成できる唯一の資格
- 少子高齢化の日本において需要が高まることが予想される
ケアマネージャーとは、介護保険サービス事業者と連絡調整をおこない、高齢者の要介護者のケアプランを作成できる資格です。
ケアプランを作成するのは医者や弁護士と同じような業務独占と呼ばれる資格です。
超高齢化社会の日本、これからも需要が伸びていくことが予想できます。
その業務(仕事内容)は資格をもった人のみにしか行えないという意味です。ケアマネージャーにしかケアプランはつくれない貴重な資格です
②相性がいい理由
- 資格要件に社会福祉士に関わる業務があり効率がいい
- ケアプランを作成できるようになり高齢者福祉のエキスパートになれる
後述の③資格をとる方法で紹介しますが、資格要件に
“国家資格(社会福祉士など※)に基づく業務に5年かつ900日以上従事”
があり、社会福祉士の資格を活かし5年かつ900日以上働くことで受験資格を手に入れることができます。
合格することが出来れば、社会福祉士にプラスすることで高齢者福祉のプロとしてより深い専門性と安定感を手に入れることができます。
また、上記にも紹介した通り要支援を必要とする方のケアプランを作成できる唯一の資格でもあります。社会福祉の資格を合わせて取得することで自身の市場価値は高くなるでしょう。

③資格をとる方法
資格をとる方法にも触れておきましょう。
- 受験資格を手に入れる
- 国家資格に基づく業務、または相談援助業務経験のどちらかを5年以上かつ900日以上従事する
- 試験を受験
- 地域によって受験場所が異なります。令和元年度の合格率は19.5%
- 実務研修
- 15日の講習+3日間の実務
- ケアマネージャーの資格GET
- 5年に1度の更新が必要
1、受験資格を手に入れる
ケアマネーシャーは試験を受けるまでは一苦労です。
- 国家資格(社会福祉士など※)に基づく業務に5年かつ900日以上従事
- 相談援助業務経験(※2)5年以上かつ900日以上従事
のどちらかの要件を満たす必要があります。
例:救護施設及び更生施設における、生活指導員
知的障害者更生相談所における、ケース・ワーカーなどなど
※該当する業務はかなりの種類がありますので、詳しくは試験実施団体にお問い合わせください。
2、試験を受験
毎年10月に試験が実施されます。
申込期間は地域によって異なります。多くのところでは6月から受付が始まります。申し込み忘れがないよう注意してください。
3、実務研修
試験に合格したらすぐに資格をもらえるわけでなく、15日の講習+3日間の実務が必要です。
4、ケアマネージャーの資格GET
ここまできて晴れて資格を手に入れることができます。
④注意点
- 福祉資格の中でも最難関の資格。覚悟を持って挑もう
ケアマネージャーの資格は福祉資格の中でも最難関といっていいです。直近の合格率は19.5%、社会福祉士でも30%ぐらいなのでさらに合格者が少ないことが分かります。
取得した時の恩恵は大きいですが道のりが厳しいことを覚悟しなければなりません。
参考までに近年の受験者数・合格者数・合格率を紹介しておきます。
実施された年 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
平成28年度 | 124,585人 | 16,280人 | 13.1% |
平成29年度 | 131,560人 | 28,233人 | 21.5% |
平成30年度 | 49,332人 | 4,990人 | 10.1% |
令和元年度 | 41,049人 | 8,018人 | 19.5% |

とはいえ、超高齢化社会の日本において需要が高まるのは間違いありません。合格した時のメリットは大きいです。
精神保健福祉士 が相性がいい理由・概要を分かりやすく紹介


- 精神保健福祉士ってどんな資格?
- 社会福祉士と相性がいい理由が知りたい
①精神保健福祉士とは?
- PSW(精神科ソーシャルワーカー)と呼ばれる専門職の国家資格
- 精神障がい者に対し相談援助をおこなう
PSW(精神科ソーシャルワーカー)と呼ばれる専門職の国家資格。精神保健福祉に関する専門的知識や技術を持って精神障がい者に対し相談援助をおこないます。
相談業務という点で社会福祉士と同様です。近年、問題になっている精神疾患の知識を深められることができ、病院などの就職に有利にはたらきます。
②相性がいい理由
- 社会福祉士とW受験ができる
- 社会福祉士の資格があれば養成学校にいく期間が短くなり、共通科目が免除される
精神保健福祉士は社会福祉士とW受験ができます。受験するにあたって必要な科目を履修できる科目を受けられる大学に行く必要がありますが、重なっている科目もあり、効率はいいといえます。
また、既に社会福祉士を持っていれば専門学校にいく期間が短期間で済み、試験時も共有科目は免除になります。これも大きなメリットです。
③資格をとる方法
①社会福祉士と一緒にとる場合(W受験)
双方の受験資格を得られる学校を選び通学する必要があります。双方の受験資格を満たすための最短のルートは、4年制の福祉系大学に進学することです。
双方の試験を受けるためには、別々の「指定科目」を履修しなければなりません。
②既に社会福祉士を持っている場合
短期養成施設に行き受験資格の条件を満たす必要があります。短期なので4~5月に入学すれば次の年の試験(1月末頃)は受験することができます。
試験時、社会福祉士で受験した「共通科目」は免除になります。従って、試験対策は専門試験の問題に集中することができます。

スクーリングで出会った方の中には最初に精神保健福祉士をとり、その後に社会福祉士を目指したいという方もいました。
④注意点
- W受験はハードルが高い
①で紹介したW受験ですが、対応できる大学が限られていること、履修しなければならない科目が多いことから時間と費用がかかってしまう傾向です。
社会人の方は社会福祉士または精神保健福祉士のどちらかを受験、合格し、必要があればもう一つの資格を検討する、という流れが個人的におすすめです。

まとめ

社会福祉士のダブルライセンスについておすすめの資格をまとめました。
これはあくまで一例で、他の資格を取得されている方も多くいます。
資格をとれば実績が残るのは間違いありません。しかし、
一番重要なのは今の仕事に活かせるか、将来やりたい仕事に活かせるかです。
興味のある方はぜひ参考にしてみてください。
資格はとるだけではなく、受験する過程でも多くの気づきや学びがあります。これを機会に自分の将来について考えてみてはどうでしょう。
- おすすめ資格①ケアマネーシャー 【高齢者福祉のプロとして専門性と安定感を手に入れることができる】
-
5年の経験が必要な上にシビアな合格率。超高齢化社会の日本、需要が高まるのは間違いない。合格した時のメリットは大きい。
-
- おすすめ資格②精神保健福祉士 【同じ相談支援資格。社会福祉士と相性はバッチリ】
- 社会福祉士とW受験可能。既に社会福祉士を持っていれば共通科目が免除され効率的。近年増加傾向の精神疾患の知識を学べ、仕事の幅が広がる。